不正咬合を引き起こす習癖
投稿日:2020年11月20日
カテゴリ:スタッフブログ
不正咬合を引き起こす習癖
武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。本日は不正咬合を引き起こす習癖についてお話しさせて頂きます。
そもそも正常な咬み合わせを保持するためには、歯と歯列を取り囲む軟組織の正常な機能が重要となります。
歯列の外側からの口の周りの筋肉=口輪筋、頬の筋肉=頬筋、喉の上にある筋肉=上咽頭収縮筋は、内側からの舌の力に拮抗して歯列や咬み合わせの保持に関与しています。
口腔習癖によって、これらのバランスが崩れてしまうと歯並びにも影響してきます。
〈口腔習癖〉
①おしゃぶりの長期使用
②吸指癖:指しゃぶり
③咬唇癖、吸唇癖:下唇を咬んだり、吸引する
④咬舌癖、舌突出癖:発音やものを飲み込むとき以外に無意識に舌を咬んだり、突き出したりする。
⑤口呼吸:通常呼吸は口を閉じて鼻で行うが口でしてしまう
⑥異常嚥下癖:食べ物を飲み込むときに舌が上下の歯の間に入りこむこと
⑦咬爪癖:爪を咬んだり、咬み切ったりする
⑧睡眠態癖:睡眠中の習慣的姿勢が、顎顔面や歯列の発育に影響を与える場合がある
不正咬合を引き起こすだけでなく、矯正歯科治療の進行を妨げ、予後が悪く場合もあります。
したがって的確に診断し、対応することが重要です。
これらの習癖に覚えがある人は、気軽に相談にいらしてください。
■ 他の記事を読む■