矯正治療での痛みについて②
投稿日:2021年4月28日
カテゴリ:スタッフブログ
矯正治療での痛みについて②
武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正歯科医の小幡です。
今回は前回に引き続き、矯正治療の痛みについてお話いたします。
前回は、①歯が動くことによる痛み についてお話しましたが、今回は
②矯正装置が粘膜に当たることによる痛み についてです。
矯正装置、特にワイヤーの矯正治療は、粘膜に当たり、痛みが出る方もいらっしゃいます。
一つは、歯に直接貼り付けるブラケットという装置が唇や頬の粘膜に当たり、痛みが出ることがあります。特にブラケットをつけたばかりで、お口の中が慣れていない時期にこすれて痛みが出たり、口内炎が出来てしまうこともがあります。
対処としては、ご自身でブラケットにワックスという柔らかい保護剤をつけていただいたり、歯科医院で取れにくい保護剤をつけることもできます。
お口の中は少しずつ装置に慣れてきますが、痛みがあり食事や会話がしにくい、などの場合
は歯科医院ご相談ください。
もう一つはワイヤーの端が伸びて粘膜に当たって痛くなることがあります。
歯並びのでこぼこが少しずつ並んできたり、抜歯した隙間を閉じている段階では、ワイヤーの端が余って伸びてくることがあります。
もしチクチクとした痛みがある場合には、歯科医院に連絡をし、ワイヤーを切ったり曲げたりして対応してもらいましょう。すぐにご来院できない場合、先ほどお話ししたワックスを
くっつけることでも対処することができます。
また、お子さまの矯正治療で、取り外し式の装置が粘膜に当たったり、ぐらぐらの乳歯に当たって痛いという場合には、装置を削って痛まないようにすることができますので、歯科医院にご連絡ください。
もし矯正治療を始める上で不安なことがあれば、当院の無料相談でお話ししてみてください。
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