インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)2-④
投稿日:2021年5月20日
カテゴリ:スタッフブログ
インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)2-④
矯正歯科医の宮島です。
インビザライン矯正で輪ゴムを使うことがあることを知っていますか?
インビザラインを使った矯正では、治療をサポートするための装置がいくつかあるのですが、その中の1つにゴムがあります。
もちろん普通の輪ゴムではなく、医療用の矯正装置の一種なのですが、どのような目的や用途で使うのか、想像がつかない方も多いと思います。
そこで5回目の今回は、2.顎間ゴムのかけかたのパターンについてお話します。
これからインビザラインを始めるという方は、治療でゴムを使うという可能性も大いにありますので、ぜひこのブログを参考にしてみてください!
2. 顎間ゴムのかけかたのパターン
ゴムかけの代表的なパターンとしては以下のようなものがあります。
- ①Ⅱ級ゴム
- ②Ⅲ級ゴム
- ③クロスゴム
- ④垂直ゴム
今回は④垂直ゴムについてご紹介していきます。
垂直ゴムは上下の歯が接していない開咬という症例の場合に使用することが多いです。
垂直ゴムはその名の通り、上下の同じ歯の表側にフックを取り付け、垂直になるようにゴムをかけていきます。
垂直ゴムの効果としては、上下の歯が接触するように引っ張り出す役割があります。
表側にゴムを装着するので、例えば前歯に装着しなければならない場合は、例えばインビザラインと言えど目立ってしまう可能性も高く、口も開きづらくなってしまいます。
以上の4つが代表的なゴムの掛け方で、症例によってどのパターンでゴムをかけていくのかを歯科医師が判断していきます。
次回は、3.顎間ゴムを装着する時間と期間についてです。
■ 他の記事を読む■