インビザラインは取り外しができる!②
投稿日:2021年3月25日
カテゴリ:スタッフブログ
インビザラインは取り外しができる!②
武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正歯科医の宮島です。
インビザライン治療の大きなメリットの1つとして、自由に着脱ができる、という点があげられます。
そのため、食事を自由に楽しめたり、歯磨きの際に装置が複雑で磨きづらい!というような、ワイヤー矯正によくあるストレスから解放されます。
しかし、まだインビザラインに慣れないうちは意外と取り外しが難しく、取り外すだけでかなり時間がかかってしまうというケースも少なくありません。
そこで今回は、
①インビザラインは取り外せる
②インビザラインの取り外し方
③取り外す際のコツ
④取り外しに使える便利グッズ
などを4週に渡ってご紹介していきます。
つい最近インビザラインを始めた方や、これから始めようかと思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
②インビザラインの取り外し方
インビザラインを取り外す場合、上顎か下顎かで若干外し方が変わります。
まず、上顎の取り外し方からご紹介していきます。
上顎のインビザラインの取り外し方
上顎のインビザラインの取り外し方は下記のようになります。
- ①片側の奥歯の内側に、親指または人差し指の爪を引っかけ、下に押して外す
- ②反対側の奥歯の内側も、親指または人差し指の爪で引っ掛けて、下に押して外す
- ③前歯の中央部分を親指と人差し指でつかんで下に引くように外す
まずは片方の奥歯を内側から外していきます。
そして次に、反対側の奥歯も同じように外していきます。
そして最後は浮いたインビザラインを引き抜くような感覚で取り外していきます。
下顎のインビザラインの取り外し方
下顎のインビザラインの取り外し方は上顎とは少しだけ違い、下記のようになります。
- ①片側の奥歯の内側に、親指または人差し指の爪を引っかけ、上に押して外す
- ②反対側の奥歯の内側も、親指または人差し指の爪で引っ掛けて、上に押して外す
- ③前歯の中央部分を親指と人差し指でつかんで上に引くように外す
上顎と同じように、片方の奥歯の内側から、上に押し上げて外します。
そして、反対側の奥歯も同じように外していきます。
最後に引き抜いて終わりとなります。
上顎と下顎に共通する事
インビザラインを外す際は、必ず奥歯の内側に爪を引っかけて外していきましょう。
インビザラインでは矯正をサポートするための装置としてアタッチメントというものがあります。
インビザラインを外す時に、前歯や奥歯の外側から外そうとすると、外そうとする力でアタッチメントが取れてしまう可能性があります。
アタッチメントは「歯を3次元的に動かす突起」として重要な役割を担っており、人によって装着する個数や場所は異なりますが、意図せず外れてしまった場合、歯が計画通り動かない原因となり、治療計画の変更が必要になる可能性も高くなります。
その為、必ず奥歯の内側から外すのを徹底し、アタッチメントが外れないように取り外しましょう。
またそれ以外にも、前歯からインビザラインを外すと、マウスピース自体がめくれてしまう可能性があり、フィット感に影響が出ます。
インビザラインがうまくフィットしないと、治療計画に影響を及ぼし、治療の延長の可能性も考えられますので、必ず奥歯から取り外すようにしましょう。
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