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矯正治療終了後の保定期間について③

投稿日:2021年3月1日

カテゴリ:スタッフブログ

矯正治療終了後の保定期間について③

武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正歯科医の小幡です。


矯正治療が終了したあとの歯並びが後戻りを起こさないようにキープする期間を「保定期間」といいます。保定装置(リテーナー)はこの保定期間に使用します。
今回は保定装置はいつまで使えばいいの?という質問にお答えします。          

矯正治療が終了した直後から約1年間は、食事の時と歯みがきの時以外、ほぼ1日中の使用を推奨しています。もちろん、笑顔で写真を撮りたいときや、激しい運動、人前で発表するなどの大切な場面では取り外し式の装置の場合外して頂いて構いません。それ以外の時間でしっかり使用しましょう。
1年が経過した頃に、歯並びが安定していたら、夜だけの使用に減らします。
2,3年以上経過していたら、2,3日に1回の使用に徐々に減らしていくこともできます。

 

後戻りのしやすさは元々の歯並びやお口周りの筋肉(舌の癖やお口をぽかんと開けてしまう癖など)の影響を受けやすく、個人差があります。また、加齢変化によって、前歯の歯並びが崩れることもあります。
正直なことを言いますと、数年リテーナーを頑張って使えば、そのあとリテーナーの使用をやめても一生歯並びは動かないという保証はありませんので、リテーナーを完全に辞めることはお勧めしません・・・。ただ、一生リテーナーを使って下さい、という話もなかなか難しいものです。時々歯が動いていないか確認のためにリテーナーを使用していただき、きつく感じたら長めに装置を入れる、などをしてうまく付き合って下さるとうれしいです。保定期間が長期経過すると、来院頻度も減ってきますので、歯並びの管理を患者様にお任せする部分もあります。

矯正治療が終了したあとも、定期的に歯科医院で後戻りのチェックを受けることもきれいな歯並びを維持するポイントです。
矯正治療が終了した後の保定期間も大切にしていきましょう。

 

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