矯正治療での痛みについて
投稿日:2021年4月19日
カテゴリ:スタッフブログ
矯正治療での痛みについて
武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正歯科医の小幡です。
今回は矯正治療の痛みについてお話させていただきます。
矯正治療は痛い、というイメージがある方も多いと思います。
矯正治療の痛みでは、①歯が動くことによる痛み②矯正装置が粘膜に当たることによる痛み が挙げられます。
お子さまの治療ですと、矯正装置と抜けそうでグラグラの乳歯が当たって痛いといこともあります。
今回は①歯が動くことによる痛みについてお話します。
ワイヤーの矯正治療では、大体1ヶ月に1回の来院ごとにワイヤーの調整を行います。その調整から数時間たつと、食事などでものを咬んだ時に痛みを感じるようになります。歯が動くことによる痛みは約3日~1週間ほど続き、その後落ち着いてきます。痛みの程度、感じ方は個人差があります。
マウスピースによる治療では、一週間~10日間に間隔で新しいマウスピースに交換しながら歯を動かします。ワイヤーでの治療よりも痛みの程度は少ないとは言われていますが、特に新しいマウスピースに替えたときはきつい感じや、違和感を感じます。もちろん痛みを感じる方もいらっしゃるでしょう。
では、なぜ歯が動くと痛みを感じるのでしょうか。
歯は歯槽骨という骨で支えられています。歯を動かすために力をかけると、歯が移動する方向にある骨が圧迫されて吸収されます。その吸収されたスペースに歯が移動し、逆に移動してできた反対側のスペースに骨が作られるということを繰り返して歯が動いていきます。骨の吸収の初期に、発痛作用を起こす物質が生成されます。これが歯が動くときに痛みを感じる原因です。
もし矯正治療を始める上で不安なことがあれば、当院の無料相談でお話ししてみてください。
次回は②矯正装置が粘膜に当たることによる痛みについてお話いたします。
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