インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)5
投稿日:2021年7月6日
カテゴリ:未分類
インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)5
矯正歯科医の宮島です。
インビザライン矯正で輪ゴムを使うことがあることを知っていますか?
インビザラインを使った矯正では、治療をサポートするための装置がいくつかあるのですが、その中の1つにゴムがあります。
もちろん普通の輪ゴムではなく、医療用の矯正装置の一種なのですが、どのような目的や用途で使うのか、想像がつかない方も多いと思います。
そこで8回目の今回は、5.顎間ゴムを使用する際の注意点についてお話します。
これからインビザラインを始めるという方は、治療でゴムを使うという可能性も大いにありますので、ぜひこのブログを参考にしてみてください!
5.顎間ゴムを使用する際の注意点
顎間ゴムを使用する際の注意点としては以下のようなものがあります
- 1日1回必ず交換する
- 外出時はゴムを持ち歩く
- 自己管理を怠らない
1つずつご紹介していきます。
最低1日1回は必ず交換する
ゴムはお口の中でどんどん劣化していきます。一度ゴムを外したらそのゴムは捨てて、付け替える際は新しいゴムを使うようにしましょう。
使用したゴムは新品のものと比べて伸びてしまい、力が緩んでしまっている状態になっている可能性があります。
外出時はゴムを持ち歩く
外出時はゴムを持ち歩き、もしもの時にすぐに新しいゴムに交換できるようにしておきましょう。
顎間ゴムのトラブルの中で多いものとしては、ゴムが切れてしまったり、どこかに飛んで行ってしまうケースがあります。
それがもし外出先だった場合、新しいゴムを持ち歩いていなければ装着することができず、歯を動かすために必要な装着時間が足りなくなってしまいます。
その為、外出時は予備のゴムを多めに持ち歩き、もしもの時に備えましょう。
自己管理を怠らない
インビザライン同様、ゴムを装着する時間も管理する必要があります。
基本的にはインビザラインを装着している時間と同じ時間、ゴムを装着しておくという管理方法が正解ではありますが、目立ってしまうなどの理由で、ゴムだけ外す場合も考えられます。
1時間程度であれば問題ありませんが、外したまま長時間過ごしてしまったり、ゴムを装着する癖がつかなかったりすると、最悪の場合、治療が数か月単位で長引いてしまう可能性があります。
その為、自己管理をきちんと行い、歯科医師の指示通りきっちりとゴムを装着する必要があります。
次回は、6.フックが外れてしまった場合についてお話します。
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