インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)2-①
インビザラインと輪ゴム(顎間ゴム)2-①
矯正歯科医の宮島です。
インビザライン矯正で輪ゴムを使うことがあることを知っていますか?
インビザラインを使った矯正では、治療をサポートするための装置がいくつかあるのですが、その中の1つにゴムがあります。
もちろん普通の輪ゴムではなく、医療用の矯正装置の一種なのですが、どのような目的や用途で使うのか、想像がつかない方も多いと思います。
そこで2回目の今回は、2.顎間ゴムのかけかたのパターンについてお話します。
これからインビザラインを始めるという方は、治療でゴムを使うという可能性も大いにありますので、ぜひこのブログを参考にしてみてください!
2. 顎間ゴムのかけかたのパターン
ゴムかけの代表的なパターンとしては以下のようなものがあります。
- ①Ⅱ級ゴム
- ②Ⅲ級ゴム
- ③クロスゴム
- ④垂直ゴム
今回は①Ⅱ級ゴムについてご紹介していきます。
Ⅱ級ゴムは主に、「出っ歯」と呼ばれる上顎前突症に使用される場合が多いです。
Ⅱ級ゴムは上の歯を後方へ、下の歯を前方に移動させる効果があります。
そのため、出っ歯で悩んでインビザラインを受けたい!という人の多くはⅡ級ゴムで矯正を進めていくことが一般的です。
表側にゴムを装着するので、前歯にゴムを装着する場合は、
審美性の高いインビザラインでも目立ってしまう可能性も高く、口も開きづらくなります。
症例によってどのパターンでゴムをかけていくのかを歯科医師が判断していきます。
次回は、②Ⅲ級ゴムについてです。
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