抜歯矯正?非抜歯矯正?④
投稿日:2020年12月21日
カテゴリ:スタッフブログ
抜歯矯正?非抜歯矯正?④
武蔵小山KT矯正歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正歯科医の小幡です。
今回は抜歯矯正?非抜歯矯正?③に引き続き、非抜歯治療についてご説明させていただきます。
まず非抜歯治療のメリット・デメリットについてお話しいたします。
メリットとしては
健康な歯を抜かなくてもよい、抜歯後の痛みがない、治療期間が抜歯矯正に比べ短くなる場合もある
がなどが挙げられます。
デメリットは、抜歯治療が適応の症例で、非抜歯治療を選択された場合に起こる可能性があり、以下のようなことが挙げられます。
理想的な歯並びにならない可能性がある
口元が出て口が閉じにくくなる
歯並びを前や横に拡大することで歯茎が下がる(歯肉退縮)が起こる
では、歯を抜かない矯正治療が適応となる症例とはどのような歯並びでしょうか。
それぞれのお口の状態によって異なりますが、歯が1本ねじれている、でこぼこの程度が少ない、上下の前歯の位置が良い場合など、比較的小さな歯の移動は、非抜歯矯正で治療をすることが多いです。
またお口の中の奥行きが十分にある場合は、奥歯を全体的に後ろに移動させることで、前歯のでこぼこや傾きを改善することができます。
非抜歯治療が適応か、抜歯治療が適応か、患者様お一人お一人のお口の中の状態や口元、お顔とのバランスを考慮した上で治療プランを立て、それぞれの治療プランのメリット・デメリットをお伝えします。
患者様のご希望も含めて、納得のできる治療プランを選択していただくことが大切です。
歯並びが気になる方はぜひ当院にご相談ください。
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